ハワイでレンタカーを借りると、ワイキキの外まで行動範囲がぐっと広がります。
私も以前、妻とレンタカーでオアフ島を走りました。FMラジオを流しながら山を越えてノースショアへ向かい、気になった公園で休憩し、ドール・プランテーションでパイナップルソフトを食べた時間は、今でもよい思い出です。
ただし、日本とは必要書類や交通ルールが異なります。とくに運転免許と子どものチャイルドシートは、古い情報のまま準備すると現地で困る可能性があります。
この記事では、2026年9月にハワイ州と在ホノルル日本国総領事館の情報を確認したうえで、旅行前に知っておきたいポイントをまとめます。
- 日本の免許証・パスポートに加え、国際運転免許証も準備。
- 出発前に現地ルールと、レンタカー会社の条件を確認。
最初に確認:日本から持っていく3つの書類
日本からの短期旅行で運転するなら、次の3点をそろえて携行するのが安全です。
- 有効な日本の運転免許証
- パスポート
- 日本で発給された有効な国際運転免許証
在ホノルル日本国総領事館は、入国後1年以内であれば、有効な日本の運転免許証とパスポートを携行して運転できると案内しています。一方で、日本語の免許証を現地の警察官が認識できず、無免許運転として扱われた事例も案内されています。
そのため、国際運転免許証も日本の免許証の翻訳を補う書類として一緒に持っていくことを強くおすすめします。
国際運転免許証だけでは運転できません。必ず日本の運転免許証も携行します。マイ免許証だけでは券面で免許情報を確認できないため、海外で運転する場合は従来の日本の運転免許証も用意しておくのが安心です。
「運転できる条件」と「車を借りられる条件」は別
ハワイ州で運転できることと、レンタカー会社が車を貸してくれることは同じではありません。
レンタカー会社やプランによって、貸出可能年齢、日本の免許を取得してからの期間、25歳未満の追加料金、支払方法、保険・補償、追加運転者の登録方法などが異なります。
以前の記事では「免許取得後1年未満はハワイで運転できない」と書いていましたが、これはハワイ州の一般的な交通ルールとしては確認できませんでした。免許保有期間を条件にするレンタカー会社はあり得るため、予約画面の貸渡条件を確認してください。
私は予定を立てやすくするため、出発前に日本から予約しておくほうが安心だと感じます。ただし、価格やキャンセル条件は変わるので、「必ず最安」「変更はいつでも無料」とは限りません。総額と補償内容まで比較して選びましょう。
子どもを乗せる場合のチャイルドシート
ハワイ州の現在の基本ルールは次のとおりです。
- 2歳未満:後ろ向きのハーネス付きチャイルドシート
- 2歳以上4歳未満:後ろ向きまたは前向きのハーネス付きチャイルドシート
- 4歳以上10歳未満:ハーネス付きチャイルドシートまたはブースターシート
7歳以上10歳未満で、身長が4フィート9インチ(約145cm)を超え、腰・肩ベルトを正しく着用できる子どもには例外があります。
製品の身長・体重上限と車両への取付方法も確認します。州運輸局は、安全上、子どもは少なくとも13歳までは後部座席に乗せることを勧めています。
以前の記事にあった「18歳未満は助手席に座れない」という説明は、ハワイ州の法令として根拠を確認できなかったため削除しました。
日本と違う交通ルール
右側通行・左ハンドル
ハワイは右側通行です。交差点を曲がった直後や、駐車場から道路へ出るときは、無意識に左側へ入らないよう注意します。
レンタカーは左ハンドルが一般的です。出発前にライト、ワイパー、ハザード、シフト位置を確認しておくと安心です。
スマートフォンは信号待ちでも手に持たない
運転中にスマートフォンなどの携帯端末を手に持って使うことは禁止されています。「運転中」には、赤信号、渋滞、停止標識で一時的に止まっている時間も含まれます。
操作が必要になったら、交通の妨げにならない安全な場所へ完全に停車し、エンジンを切ってから使います。ナビは出発前に設定し、同乗者がいれば操作を任せるのが安全です。
赤信号での右折は「完全停止」が先
赤信号でも、次の条件を満たせば右折できる場合があります。
- 停止線または横断歩道の手前で完全停止する
NO RIGHT TURN ON REDなどの禁止標識がないことを確認する- 歩行者、自転車、他の車に道を譲る
- 安全を確認してから右折する
「赤信号でも曲がれる」のではなく、「完全停止後、禁止されていない場所で、安全な場合に限って右折できる」と覚えておくほうが安全です。迷ったときは青になるまで待ちます。
4-WAY STOPは全車が停止する
4-WAYまたはALL WAYと表示された交差点では、すべての方向の車が停止します。
基本は先に到着して停止した車から進みます。同時に到着した場合は右側の車に道を譲ります。歩行者や、すでに交差点内にいる車がいれば、そちらが優先です。
到着順が分からないときは、相手の動きをよく見て、無理に先へ出ないようにします。
スクールバスの赤色灯が点滅したら停止
住宅地域の同じ道路でスクールバスが止まり、前後の赤色灯が交互に点滅しているときは、バスから20フィート(約6m)以上離れて停止します。バスが動き出すか、赤色灯が消えるまで進んではいけません。
中央分離帯などで道路が物理的に分かれている場合、反対側を走る車には停止義務が適用されない場合があります。道路の構造を瞬時に判断しにくいこともあるため、スクールバスを見かけたら早めに減速しましょう。
オアフ島をドライブして感じたよさ
車があると、ワイキキから離れた場所にも自分たちのペースで立ち寄れます。
私たちはワイキキを出て山を越え、ノースショア方面を回りました。ハレイワで食事をしたり、海岸沿いの景色を眺めたり、予定になかった公園で休憩したり。目的地だけでなく、移動そのものが旅の思い出になりました。
一方で、右側通行や見慣れない標識の中を走るので、最初から長距離を詰め込まないほうが安心です。到着直後で眠い日や、暗くなってからの初運転は避け、余裕のある計画にしましょう。
行きたい場所を並べてドライブの予定を考えるなら、Googleマイマップで旅行ルートを作る方法もどうぞ。出発前に移動のイメージをつかんでおくと、予定を組みやすくなります。
出発前チェックリスト
- □ 日本の運転免許証を用意した
- □ パスポートを用意した
- □ 国際運転免許証を用意した
- □ レンタカー会社の年齢・免許保有期間・追加料金を確認した
- □ 保険と補償範囲を確認した
- □ 子どもに合うチャイルドシートを予約した
- □ 右側通行、赤信号右折、4-WAY STOP、スクールバスのルールを確認した
- □ ナビの目的地を出発前に設定した
まとめ
ハワイのドライブは行動範囲を広げてくれますが、日本の免許証だけを持って気軽に出発するのではなく、書類とルールの準備が欠かせません。
日本の運転免許証、パスポート、国際運転免許証をそろえ、利用するレンタカー会社の条件も確認する。子どもがいる場合は、年齢と身長に合ったチャイルドシートを予約する。そして、現地では急がず、迷ったら安全側に判断する。
しっかり準備をして、ハワイならではの景色とドライブを楽しんでください。
車を使わない日の移動も考えている方は、ハワイのトロリーの選択肢と利用条件も参考にしてください。
ハワイでレンタカーを楽しむために、まずは日本の免許証・パスポート・国際運転免許証と、レンタカー会社の利用条件を確認すること。現地の交通ルールや子どもの安全対策も含めて準備してこそ、行動範囲が広がる楽しさを味わえると思います。


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